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チャイナの医療事情(2015年05月)

SSCでは、会員様向けに毎週、チャイナの医療情報や生活情報を掲載したメールマガジンを配信しております。
こちらのスペースでは、配信済みメールマガジンより記事の一部をご紹介いたします。

チャイナにおける狂犬病の発生状況

 

チャイナでは近年、地方都市でも生活レベルの向上とともにペットを飼う人も多くな りました。マンション地区内では、よく犬を散歩させている人を見かけますが、綱を 付けていない犬が多く、万が一噛まれるようなことがないか心配になります。

犬病はチャイナではまだ発症例が多く、特に華南地区で多く報告されています。2000年以降のチャイナ全土での狂犬病発生例について見ると、2006年まで増加し続け、約3300例の報告がありました。その後、行政の対応により発症例は減ってきており、2012年は1425例、2013年は1172例、2014年は924例となっています。

発症 例が減ってきていると言っても、世界的に見ればチャイナは未だに発症例が非常に多い地域であり、発症した場合、死亡率はほぼ100%ですので、小さいお子さんがいるご家庭などでは心配になるところです。また狂犬病は基本的にすべての哺乳動物に感染しますので、犬以外にも、野良猫、野生動物なども注意が必要です。

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