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チャイナの医療事情(2015年10月)

SSCでは、会員様向けに毎週、チャイナの医療情報や生活情報を掲載したメールマガジンを配信しております。
こちらのスペースでは、配信済みメールマガジンより記事の一部をご紹介いたします。

秋の季節の変わり目は手足口病に気をつけよう

 

毎年この時期になると、子供の手足口病が多くなります。子供の接触が濃厚で、人の出入りも多い学校ではだれか一人でもウイルスをキャンパスに持ち込むと、大規模な流行を起こす恐れがあります。

手足口病は腸内ウイルスの一種が原因となって起こるウイルス性疾患で、発病は5歳以下の乳幼児に多く、症状としては口の痛み、食欲低下、発熱、手、足、口に水疱性発疹や潰瘍が見られます。多くの場合、1週間程度で自然に治癒しますが、まれに心筋炎、肺水腫、急性脳膜炎など合併症の発生も報告されています。有効な根本治療はなく、主に症状を緩和する対症治療を行います。

手足口病の予防法は、こまめに爪を切り、うがい、手洗いをすることが必要です。キッチン、トイレなどは清潔にし、こまめに換気を行い、シーツや敷布団などは頻繁  に洗濯したほうがよいです。子供の日常用品はこまめに消毒します。また家の中のリモコンや、ゴミ箱、扉の取っ手などウイルスの繁殖しやすい細かいところも消毒の実施が望ましいです。そして、子供に十分な睡眠時間を与え、生活リズムを整えること。子供の排泄物は速やかに処理すること。また、糞口感染を防ぐため、オムツ交換の後は必ず手指を徹底洗浄します。

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