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チャイナの医療事情(2015年12月)

SSCでは、会員様向けに毎週、チャイナの医療情報や生活情報を掲載したメールマガジンを配信しております。
こちらのスペースでは、配信済みメールマガジンより記事の一部をご紹介いたします。

冬には心血管疾患が起こりやすい

 

心血管疾患患者にとって、冬は最も危険な季節です。冬になると、寒い地方では心血管疾患の発生率が高くなります。特に冠動脈性心疾患や高血圧、心筋梗塞などの罹患率・死亡率が急速に上昇します。

寒さの刺激により人体反射が活発化され、心拍の増加及び血管の収縮が発生し、次第に血圧が高くなり、心臓に負担が増えるのです。また、血栓が形成されやすくなり、その結果、血管が塞がれ、心筋梗塞や狭心症などの心血管疾患が誘発されます。研究結果によると、気温が10℃下がるごとに、心臓病の発症リスクは7%上昇します。心臓病の発症は気温が12℃以下になると多いと言われています。

ビタミンDは心筋の収縮機能に影響を与えると考えられています。秋から冬には体内のビタミンDの濃度が低下し、その結果、高血圧や糖尿病、血管疾患及び心不全などのリスクが増加します。多くの臨床データによると、ビタミンD不足は心血管疾患の発症率を増加させることが示されています。十分な日差しはビタミンDの吸収に有益なため、天気のいい時は積極的にアウトドアスポーツなどの参加を推奨します。

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